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みなさん、こんにちは。
あかね的日本語教室のあかねです。
私は10月の末(まつ)から風邪をひいてしまって2週間ぐらい食欲がありませんでした。
大好きなチョコレートケーキやシュークリーム、プリン、寿司、ラーメン、カレー。
何を見ても食べたいという気持ちになりませんでした。
でも薬を飲まなきゃいけなかったので、フルーツゼリーやバナナ、ゆで卵を食べていました。
私が病院からもらった薬は食後に飲む薬でした。
食欲がない生活が続いた2週間後のある日、突然食欲がでてきました。
どうしてかわからないけど、急にパンが食べたくなりました。
仕事が終わったあと急いでパン屋に行って、パンをいくつか買いました。
家に帰ってすぐに買ってきたカレーパンを食べました。
この2週間は何を食べてもおいしいと思わなかったのに、このカレーパンを一口(ひとくち)食べた瞬間すごくおいしいと思いました。
こんな気持ちは久しぶりでした。
食欲が出てきたことと、食べられることへの幸せがいっきに込み上げてきて、私は泣いてしまいました。
泣きながらカレーパンを食べました。
ちょっと変ですよね。
体調を崩したり、精神的にきついときに食欲がなくなることはあるけど、こんなに食欲がない状態が続いたのは久しぶりでした。
だからすごく不安でした。
もうずっと一生(いっしょう)このまま食欲がない状態が続いてしまうんじゃないかと不安でした。
この前のラジオでも話したんですけど、食べられるようになったとき、食べられることは当たり前じゃないなと痛感しました。
「食べられることは当たりまえじゃない」というのは普段から思っている事です。
世の中には食べたくても食べられない人がたくさんいることも知っています。
でも自分が体調を崩して食べられなくなったときに、食べられることの幸せを痛感しました。
私が今できていることはどんなに簡単なことでも当たり前じゃないんですよね。
食べられる、寝られる、歩ける、話せる。
普段は当たり前のようにできていることでも、いつかできなくなるときがくるかもしれません。
今普通にできていることがとても幸せだということに改めて気づくことができました。
みなさんも体調を崩さないように気をつけてくださいね。
⭐︎漢字の読み方
食欲:しょくよく
状態:じょうたい
泣く:なく
痛感:つうかん