この内容はPodcastで話した内容です。
Spotfyが使えない人はこちらから聞いてみてください。
みなさん、こんにちは。あかねです。
今日は地震について話します。悲しい話です。
でも大切なことなので聞いてほしいです。
今から10年前、2011年3月11日は多くの日本人にとって忘れられない日です。
この日、宮城県で震度7の地震がありました。
そして1万5000人以上の方が亡くなりました。
世界中のニュースで報道されたので知っている人も多いと思います。
地震はただ地面が揺れるだけではありません。
大きな地震はさらに大きな被害をもたらします。
火災や津波はもちろん、私たちが今まで当たり前にできていたことができなくなります。
停電したり断水したり、電車も動きません。コンビニへ行っても商品がありません。
これから私の経験を話します。
2011年3月11日、私は会社の研修で東京のホテルにいました。
研修中に地震が発生しました。震度5強というのは私にとって初めての経験でした。
地震が発生した時、最初は小さな揺れでした。だからいつも通りすぐ揺れはおさまるだろうと思っていました。
でも揺れがどんどん強くなったんです。
何かにつかまらないと立っていることができなくなり、あわてて同僚と机の下にもぐりました。
私が研修を受けていたホテルは少し古い建物だったので、ちょっと大袈裟かもしれませんが、建物が倒壊して、自分は死ぬのではないかと揺れている間考えていました。
揺れがおさまったあと、何をしたと思いますか?
家族や友達、大切な人が無事かどうか、みんな連絡しようとしました。
2011年はまだそこまでスマホが普及していなかったので、携帯電話でメールや電話をしようとしました。
でも、電話はつながらないし、メールもなかなか送信できません。
みんなが同じことをするので、回線がいっぱいになってしまうんです。
仕方がなく、公衆電話を使いました。公衆電話は災害の時に、通信が規制されないんです。普段全く使わない公衆電話を使うために30分以上並びました。
その日は東京の電車はほとんど動きませんでした。家に帰ることができなかったので、ホテルの会議室にいました。何回も地震があって、緊急地震速報の音がなって、眠ることなんてできませんでした。
次の日は路線によっては電車が動いていたので、帰ることができました。
私の父は、6時間以上かけて歩いて帰ってきました。
次の日コンビニへ行った時に、食べ物や水がほとんど売っていなかったことには驚きました。そんなことは今まで経験したことがありませんでした。
でも、私は本当に運がよかったと思います。
家がなくなったり、断水や停電はほとんどありませんでした。
でも東北で働いていた同僚は、2週間以上電気が使えず、家族とも連絡がとれず、本当につらい日々を過ごしていました。
そして、私の祖母は宮城県に住んでいるので、家にひびが入ったり、1か月以上普通の生活はできませんでした。
すぐに会いに行きたかったです。でも宮城県まで行く新幹線も電車も動かないし、通行止めになった道路もあったので、しばらく祖母の家に行くことはできませんでした。
地震はいつ、どこで起こるかわかりません。関西でも九州でも北海道でも沖縄でも、日本国内ならどこでも地震があります。
だからこそ、私たちは水や食べ物を備えておく必要があるんです。
日本に住んでいる人、3日間スーパーやコンビニへ行かなくても生活していけるだけの食べ物や水、つまり非常食が家にありますか?
もしなければ、すぐに準備した方がいいです。
停電になったときに困るのはスマホや携帯が使えなくなることです。
充電する方法がなければ、使い続けられませんよね。
乾電池で充電できるものが売っているので、持っていると安心です。
これは地震のときだけじゃなくて、台風の時にも役にたちます。
日本語で「備えあればうれいなし」という言葉があります。
意味は、普段から準備をしておけば何かあったときに安心だ、という意味です。
毎日意識することは難しいかもしれませんが、気が付いた時に準備しておくといいですよね。
最後に、東日本大震災の時にたくさんの国が日本を助けてくれました。
一人の日本人として、改めてお礼を言いたいです。
本当に本当にありがとうございました。
☆漢字の読み方
地震:じしん
宮城県:みやぎけん
報道:ほうどう
揺れる:ゆれる
大袈裟:おおげさ
倒壊:とうかい
火災:かさい
津波:つなみ
停電:ていでん
断水:だんすい
規制:きせい
緊急地震速報:きんきゅうじしんそくほう
東北:とうほく
乾電池:かんでんち
非常食:ひじょうしょく
備える:そなえる
意識:いしき
東日本大震災:ひがしにほんだいしんさい
今日も最後まで聞いてくれてありがとうございました。
今日はここまでです。
バイバーイ。