この内容はPodcastで話した内容です。
Spotifyが使えない人はこちらから聞いてください。
みなさん、こんにちは。あかね的日本語教室のあかねです。
「なんで日本人は自分の子どもを褒めないんですか?」という質問をいただきました。
Ig.tavaresさん、リクエストありがとうございます。
どうしてこのように思ったのか気になります。
何かのニュースを見たのかな?
これは家庭によってちがうので、はっきりした答えを言うことはできません。
でも確かに、注意されたり怒られたりすることのほうが多いかもしれません。
これは両親だけではなく、学校の先生もそうです。
私の経験を話しますね。
小学校から高校まで、先生に褒められたという経験は少ないです。
これは私だけじゃなくて、クラスメイトも同じです。
私はいつも授業で間違えることがこわかったです。
例えば英語の問題ができなかったとき、数学の答えがわからなかったとき、だいたい先生はこう言います。
「どうしてできないの?さっき教えたばかりなのに」
「なんでこの問題ができないの?」
国語の授業では教科書に書いてある文章を読まされることがあります。
文章を読んでいる時に漢字の読み方がわからなかったら、先生はずっと黙ったままになります。
何も言いません。読み方を教えてくれません。クラスメイトも教えてくれません。
ずっと考えてもわからなくて「すみません、わかりません」と言うと、先生は「はぁ」とため息をつきながらその漢字の読み方を教えてくれました。
だから私は授業のとき問題を間違えることが本当にこわかったです。
たぶんクラスメイトも同じことを思っていたと思います。
そして、先生が「この問題わかる人いますか?」と聞いても、「はい」という人は少なかったです。理由は簡単です。わかっていても、もし間違っていたら怒られるからです。
だから褒められるという経験は、本当にすごいことをした時だけだと思います。
例えばテストで満点をとったとか、スポーツの試合で優勝したとか、そういうときは褒めてもらえると思います。
私は中学校の社会のテストで97点をとったとき、両親に褒めてもらえると思ったのに、父にこう言われました。
「3点は何の問題を間違えたの?」
これは今でも覚えています。97点を取ったことに対しては何も言われませんでした。
でもこれは人によって、家庭によって違うと思います。
でも、日本では完璧であることを求められることが多いかもしれません。
1つミスをするとその印象が強く残って、そのあと挽回する、いい印象を与えるのが難しいこともあります。
「日本の生活はいいと思う」と言う人がいますが、日本の社会に対して不満やストレスを感じている人はとても多いと思います。
みなさんはどうですか?
先生や両親に褒めてもらうことは多いですか?
いつも日本語の聴解のためのPodcastを聞いてくださってありがとうございます。
Podcastを続けるためにbuy me a coffeeで応援していただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
☆漢字の読み方
褒める:ほめる
黙る:だまる
挽回:ばんかい
不満:ふまん
今週私は出張する予定です。なので、来週Podcastを更新する時間がないかもしれません。
でもまた必ず更新するので、待っていてください。
お願いします!
今日はここまでです。
バイバーイ