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私の会話レッスンのやり方

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この内容はPodcastで話した内容です。

Spotifyが使えない人はこちらから聞いてください。

日本語の聴解のためのPodcast

みなさん、こんにちは。あかねです。

今回は日本語を教えている人向けに話します。

いつもはさきにスクリプトを書いて、そのスクリプトの通りに話していますが、今日はちょっといつもとちがいます。

日本語ネイティブスピーカー向けにスクリプトの通りではなくて、スピードも速く話したいと思います。


今回はこれから会話レッスンを始める人(教える人)向けの内容です。

私は去年の2月からitalkiで日本語の会話レッスンをしています。

先日やっと500レッスンを超えたので、少しだけ私のやり方を紹介します。

まずはトライアルレッスンについて。

トライアルレッスンで大事にしていることは2つあります。

私を選んでくれてありがとう」という気持ちを表すことと、「生徒さんを知ること」です。

レッスンの最後に必ず「今日は○○さんと出会えてうれしかった」「今日はいっしょに話すことができて楽しかった」と伝えています。

そして生徒さんをしるためにいろいろな質問をします。

ここで大事なのは、自分の話はあまりしない、ということです。もちろん聞かれたら答えますが、レッスンはあくまでも生徒さんのための時間です。生徒さんにたくさん話してもらわないと、会話レッスンとは言えないと思います。

もちろん人によって調節します。会話に慣れていない生徒さんなら、少し多めに私が話します。

生徒さんを知るために質問するのは、学校や仕事のこと、週末に何をしているか、日本へきたことがあるか、日本語の学習歴などです。

学校や仕事の話はかなり話を広げることができます。

例えば仕事なら、「履歴書」「就活」「やりがい」「残業」「転職」などについて、自分の経験を話してもらったり、日本の履歴書を紹介しながら、生徒さんの国の履歴書とのちがいや、なぜこれを書く必要があるのか、またはこの項目は必要がないか意見を言ってもらうこともできます。

生徒さんが継続してくれるようになると、ネタが尽きて何を話せばいいか悩む方もいらっしゃると思います。

私も最初はその一人でした。「会話でどんな単語を教えたらいいんだろう」とか「ニュースを紹介したほうがいいかな」など、いろいろ悩みました。

でも今は会話を楽しんでもらったり、「今日は〇〇について日本語で話すことができた」「この前覚えた単語が聞き取れた」という達成感を味わってもらいたい、という考えでレッスンをしています。

教師という仕事柄、「何かを教えなければ・・・」と思ってしまったんですよね。でも、会話って「勉強」というよりは実は「日本語を話すのが好きだから続けたい」と言う人も多くて、それなら友達と話すように話しながら、テーマを広げていくのもアリだなあと思いました。

だいたい私が最初に聞くのは「昨日は何してた?」や「週末は何した?」です。

聞き方はその人のレベルや目的に合わせます。友達のような会話を希望している人ならタメ口で聞きますし、ビジネスレベルであれば、尊敬語を使って質問をします。

最近話した生徒さんは「週末は家事をしました。洗濯したり掃除したり・・・」

と答えてくれたので、洗濯で使う洗剤や柔軟剤の話をしました。

まずは柔軟剤について簡単に日本語で説明をしました。

その生徒さんは上級レベルなので「タオルを洗うとき、柔軟剤をいれると、かたくなりません。いろいろな香があります」と言ったらすぐ理解してくれました。そして柔軟剤の香やどこで購入しているかなどについて話しました。

実際に商品をインターネットで探して画面共有しながら説明してもらうのもいいかもしれませんね。

ネットで買う場合は送料や受け取りの方法についても話を広げることができると思います。

今回は本当に簡単に書いてみましたが、もしご要望があれば会話のネタも少しずつ共有できればと思います。

最後まできいてくださってありがとうございました。

今日はここまでです。

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