この内容はPodcastで話した内容です。
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みなさん、こんにちは。あかね的日本語教室のあかねです。
今回は私にとってとても重要なテーマです。
最近は生活に関することだけじゃなくて、仕事や勉強をするときも便利なものがたくさんあって、生活が豊かになっていますよね。
その一方(いっぽう)で、人間がしなければいけないことや仕事も少なくなりました。
AIの発達によって、私たちの生活は便利になる一方で、仕事がなくなってしまう危機感(ききかん)もあります。
この前Patreonのメンバーや学校の学生、オンラインレッスンの生徒さんとこんなテーマで話をしました。
「もし今よりAIが発達したら、日本語を教える仕事はなくなると思いますか?」
「AIが通訳や翻訳を完璧にできるようになったら、外国語を勉強する人はいなくなると思いますか?」
みなさん、想像してみてください。
例えば、みなさんは今学校で日本語を勉強しているとします。
でも、教室に入ってくるのは人間の先生じゃなくて、ロボットです。
オンラインでレッスンを受けるときも、パソコンの画面に映るのは人間の顔じゃなくて人間のような形をしたAIです。
どうですか?
例えば、特別なイヤホンをすれば、外国語を全部自分の母語に通訳してくれたり、特別なめがねをかければ、全部翻訳してくれるサービスがあるとします。
しかもその翻訳や通訳が95%正しいとしたら、それでもみなさんは外国語を勉強したいと思いますか?
私が今話したたとえ話は、何年後かはわからないけど、いつかそういう未来が本当にくるかもしれません。
そんな便利な世の中になったら、日本語を勉強しなくても生活できるし、日本語の先生も必要ありませんよね。
ここからは私の個人的な意見です。
どんなにAIの翻訳や通訳のレベルがあがっても、人間が「学びたい」とか「学ばなければいけない」と思う気持ちを、AIが邪魔することはできないと思います。
確かに、仕事のメールや資料を作成するときに使う外国語は全部AIに任せればいいかもしれません。AIにお願いすればいいかもしれません。
でも私たちが外国語を勉強するのにはいろいろな理由があります。
仕事のためだけじゃなくて、趣味で勉強する人も多いと思います。
AIが発達したからといって、人間の趣味がなくなるわけではないと思います。
日本語を勉強する人は少なくなるかもしれないけど、完全に0になるわけではないと思うし、日本語を教える仕事もなくならないと思います。
自分の仕事なので、なくなってほしくないです。これは願いです。
そういえば、日本では小学生から英語の勉強を始めますが、昔は中学生からでした。
昔より今の方が英語の勉強を始めるのが早いのは、AIのことを考えるとなんだか不思議ですね。
どんなにAIが発達しても人間は学び続けるんだと思います。
みなさんはどう思いますか?
友達や先生、同僚と話し合ってみてくださいね。
☆漢字のよみかた
豊か:ゆたか
通訳:つうやく
翻訳:ほんやく
任せる:まかせる