JLPTのN2文法「~がたい」
2020年10月9日に行ったLIVE配信の内容です。
初めてLIVEで文法を説明したので緊張しました。
〇作り方(接続)
動詞ます形ます + がたい
許しがたい (辞書形:許す)
信じがたい (辞書形:信じる)
耐えがたい (辞書形:耐える)
〇意味
~するのが難しい、~できない
(能力じゃなくて、自分の考えたことや気持ちによって難しいと感じる)
〇例文
例1.信じがたい
私「私は110歳です」
学生「え!?先生は110歳ですか?嘘ですよね?信じられない」
⇒先生が110歳だなんて信じがたい。
例2.許しがたい
伊藤「友達に5万円貸したのに、まだ返してもらってないんだ」
遠藤「まだって、いつ貸したの?」
伊藤「3年前に貸したんだよ。しかもLINEの返信もないんだ」
遠藤「3年も前!?返信しないなんてひどいね。許せないね」
⇒3年経ってもまだお金を返していないなんて許しがたい。
〇注意すること
「~するのが難しい」という文法は他にもありますよね。
「~づらい」と「~にくい」です。
でも、「食べにくい」を「食べがたい」と言うことはできません。
×食べがたい
×飲みがたい
×書きがたい
「~がたい」は自分で考えたり気持ちを表現する時に使います。
「食べる」「飲む」「書く」などはただの動作(どうさ)なので、考えたり気持ちを表現することとは関係ない動詞です。
「信じる」の場合は自分で信じるか信じないか考えた結果につながる動詞です。
なので「~がたい」を使うことができます。