この内容はPodcastで話した内容です。
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みなさん、こんにちは。あかねです。
みなさんは履歴書を書いたことがありますか?
仕事やアルバイトを探す時に日本ではほとんど必ず書きます。
自分の学歴や職歴、志望理由などを書きます。
italkiのレッスンやPatreonのミーティングで履歴書について話したり、画面共有で履歴書を見せると驚かれることが多いです。
これは国や地域によってちがいます。日本とほとんど同じところもありますが、おどろかれるのはだいたいアメリカやヨーロッパの方です。
日本の履歴書は個人情報だらけです。
名前、住所、電話番号、年齢、生年月日、性別、そして自分の写真をはります。
履歴書にこのようなことを書くのは日本では一般的なことだと思います。
でもこれをアメリカ人やイギリス人の方に話した時に、とてもびっくりされました。
「どうして性別を書く必要があるんですか?男性か女性かを書くなんて差別ですよ」とか「写真をはるのはなぜですか?」と聞かれました。
私はこの質問にうまく答えることができませんでした。性別を書くのも写真をはるのも私にとってはあたりまえのことで、1度も疑問に思ったことがありませんでした。
だから「えっ、どうして写真をはらないの?」と逆に質問してみました。
そうすると「仕事をするときにその人の顔は重要ですか?重要なのは仕事の能力や何ができるかです」と言われて、私は何も言い返すことができませんでした。
その通りだと思ったからです。
履歴書というのは自分がどういう人間で、この会社でどのように活躍できるか、自分の能力をアピールできるかを書くものですよね。確かになんで写真が必要なんだろうと初めて思いました。
ある生徒さんは「写真をはることは差別をすることです。その会社は肌の色で社員を選ぶかもしれないからです。」と言いました。
私にはこういう考えがなかったので、「なるほど、そういうこともあるのか」と納得しました。
自分が当たりまえだと思っていることは、ときどき他の人にとってはぜんぜんちがうということもあります。
でもそれは人から聞いたり、何かを読んだりして初めてわかることですよね。
私は日本語教師になって、このような場面に遭遇することはよくあります。
いろいろな国や地域の文化や習慣を知ることはとても大切だと思います。
どちらがいいとか悪いとかを話すのではありません。
そして無理に理解しようともしません。
自分と相手の環境は全然ちがうので、理解できないこともたくさんあります。
でも理解できなくてもいいと思うんです。
話しを聞いただけじゃ理解できないことなんてたくさんあります。無理に理解するんじゃなくて、知っておくことが重要だと思います。
「そういうこともあるんだ」と、1つの知識として自分の頭の中に入れておくことが大切なんだと思います。
みなさんの国では履歴書にどんなことを書きますか?
☆漢字の読み方
履歴書:りれきしょ
学歴:がくれき
職歴:しょくれき
個人情報:こじんじょうほう
生年月日:せいねんがっぴ
性別:せいべつ
疑問:ぎもん
差別:さべつ
肌:はだ
遭遇:そうぐう
Podcast1週間更新チャレンジ、明日が最終日です。
今日も聞いてくださってありがとうございました。
また明日!バイバーイ