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ぜんぜんちがう!「壊れる」と「壊す」

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みなさん、こんにちは。

あかね的日本語教室のあかねです。

みなさんは「壊れる」と「壊す」にはどんなちがいがあるか説明できますか?

例えば「パソコンが壊れた」と「パソコンを壊した」

どんなちがいがあるかわかりますか?

これはけっこう重要な問題です。

この言い方をまちがえたら、あなたは怒られるかもしれません。

「パソコンが壊れた」と「パソコンを壊した」は、どちらもパソコンに問題があって使えない、パソコンが動かない状態のことです。

でもあるちがいがあります。

今わからなくても大丈夫です。

今から私がどんな違いがあるのか説明しますね。

「壊れる」は自動詞です。

「壊す」は他動詞です。

つまり「パソコンが壊れた」はパソコンが古くて動かなくなってしまったり、ウイルスに感染(かんせん)して使えなくなった状態のことです。

壊れた原因は私以外にあります。

でも「パソコンを壊した」は、例えば私がパソコンを机から落としたり、私がパソコンに大量のコーヒーをこぼしたりしたことが原因になります。

もし会社のパソコンが動かなくなってしまったときに、みなさんが上司に「パソコンを壊しました」と言うとします。

そうすると上司はどんな反応をすると思いますか?

もしかしたらあなたを責めるかもしれません。

「パソコンを壊した」は、あなたが壊したという意味になるからです。

だからもしあなたが原因じゃないなら、「パソコンが壊れた」と言うべきなんです。

日本語の会話のレベルをもっと上げたい人は、文法がとても大切だということを知ってほしいです。

難しい言葉やスラングを覚えるのもいいと思います。

でもこのような基本的な日本語の文法をきちんと理解して、会話で使えるようになったほうがいいと思います。

今日は簡単に自動詞と他動詞の説明をしてみました。

もしまたこういう話が聞きたいという人がいたらコメントで教えてください。

ここからは漢字の読み方です。

感染する:かんせんする

責める:せめる

上司:じょうし

いつも日本語の聴解のためのPodcastを聞いてくださって、ありがとうございます。

それではまた来週のエピソードでお会いしましょう。

バイバイ!

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