これはPodcastで話した内容です。
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みなさん、こんにちは。あかねです。
「日本人に誤解される外国人の行動」について話してほしいというリクエストをいただいたので、今日はそれについて話したいと思います。
cafeshuaさん、ありがとうございます。
今私のこのPodcastを聞いてくれている人は日本人じゃない人の方が多いと思います。いつもいろいろな国の人が聞いてくれて本当に感謝しています。
私は日本語を教える日本語教師です。どの国の文化もすばらしいと思っているし、それぞれ文化や習慣がちがっていて当たり前だと思っています。
なので今日の話は、どこかの国の人を否定しているわけではなくて、ただ日本人と話す時に、日本人にとってその行動はマイナスに感じるので、気を付けた方がいいという気持ちで話したいと思います。
これは日本語学校の学生にもよく話すのですが、みなさん「舌打ち」ってわかりますか?
今やってみますね。わかりましたか?
舌の先を上につけて音を出す動作です。
みなさんの国では舌打ちをすることにどんな意味がありますか?
実は国によって、全然ちがうんですよね。
日本で舌打ちをするのは、自分がイライラしているとき、怒っているとき、何かを言われて嫌だと感じた時に舌打ちをするんです。
なので、他の人が舌打ちをしているのを聞くと、とてもいやな気持になります。
でも他の国ではこの「舌打ち」は全然ちがう意味を表します。
例えば「何かを考えているとき」や「自分の気持ちを整理しているとき」に舌打ちをする習慣がある国もあるんです。
なのでその国では「舌打ち」には悪い意味がありませんよね。
でも、日本ではもし先生や上司の前で舌打ちをしたら、「態度がとても悪い」という印象を与えますし、私は家族の前でも友達の前でも絶対にしません。
自分がされたら、本当に嫌な気分になりますし、他の人から舌打ちをされた経験もほとんどありません。
みなさんの習慣を否定するつもりはありません。
他の国では舌打ちをすることの意味が日本とちがうことを知らない日本人は多いので、もし日本で働きたい人や日本の企業と関わる仕事をしている人は少し気を付けた方がいいかもしれません。
お互いの習慣を知ったら、もっとお互い理解できることが増えますよね。
今日の話が少しでも参考になれば嬉しいです。
いつも日本語の聴解のためのPodcastを聞いてくださってありがとうございます。
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よろしくお願いいたします。
☆漢字の読み方
誤解:ごかい
行動:こうどう
否定:ひてい
舌打ち:したうち
関わる:かかわる
お互い:おたがい
増える:ふえる